柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ師の国家資格を取得された堤さん。
そんな堤さんから学生時代の勉強法や今の学生へのメッセージを伺いました!
堤さんのご紹介
名前
堤 萌依(つつみ めい)
生年月日
1993年生まれ
出身
大阪府
出身校
宝塚医療大学 柔道整復学科(16年卒)
行岡医療専門学校長柄校 鍼灸科(19年卒)
プロフィール
大阪府出身、中学、高校時代にバスケットボール部に所属。高校時代にチームメイトが膝の大きな怪我を負い、自分は何が出来るのかを考えるきっかけに。
元々、スポーツが好きで、スポーツに関わる仕事がしたかった為、チームメイトのような怪我をして苦しむスポーツ選手の力になろうと思い、柔整師を目指せる大学に入学。
その後、治療の幅を広げたく、大学卒業と同時に鍼灸・あん摩マッサージ師を学ぶ為、専門学校に入学。午前は学校、午後は治療院やスポーツ現場で働き、両立しながら鍼灸・あん摩マッサージ国家資格を取得。
現在も、クラシックバレエ、ダンサー、水泳といった多数の現場と鍼灸治療院で活躍している。
治療方針を伝えられることが信頼に繋がる
ーー今持っている資格について教えてください
柔道整復師(2016年習得)、鍼灸師(2019年習得)、あん摩マッサージ師(2019年習得)です。
臨床に出て柔整の面では、筋・骨格系に対して説明が強くなり、鍼灸・あん摩マッサージの面では、触診力や、内部疾患系に対しての説明が強くなりました。
国家資格という事もあり、クライアントには、信頼して頂けます。
ただ、資格を取ってから感じる事は、国家資格取得がゴールでは無く、常に勉強して知識をアップデートしていくことが大切だと思います。
しっかり症状に対して説明出来る、治療方針を伝えられる、それが信頼に繋がっていくと感じます。
複数人での勉強が定着の秘訣
ーーどのように柔道整復師、鍼灸あん摩マッサージ師の勉強をしていましたか?
大学時代、専門時代双方とも4、5人でほぼ毎日一緒に国試に向けた勉強していました。
大学時代は4年の時に集中的に朝から晩まで、みんなで国家試験の過去問、模試、授業でもらった問題をひたすら問いては解説していました。
何人かと一緒に勉強する最大の利点は、解説し合うことでアウトプット・インプット両方出来る事です。
アウトプットすると、説明する為に頭でいったん整理されるので、その知識は忘れにくくなります。
インプットする側も、分からないことはすぐ友達に聞いて、即時に解決していました。
他にもオリジナルの語呂を作ったりもしていました。案外そういうのが今でも記憶に残っています。
鍼灸の専門時代も勉強の方法は変わりませんでしたが、午後からの仕事までの2、3時間だけの短時間でした。
一度国試を経験していた事もあり、要領よく勉強をしていました。
2度の国家試験を経験して感じたことは 問題を繰り返しひたすら解く! 苦手なところは自分なりにノートにまとめる!
この2点が大事だと感じました。国家試験直前には、過去問9割取れるようになっていると合格も安心です。
自分なりのノート作りが自信に繋がる
ーー鍼灸国家試験に向けた勉強で「やってよかった」と思うことはなんですか?
先ほども言いました、自分なりのノート作りです。
特に私は図で覚える方が得意でしたので、自分が分かる図を書いてまとめていました。解剖や、経穴の場所の図は良く書いていました。
図にまとめにくい教科は、色分けして書いたり表にしてまとめていました。
作業になる勉強
ーー鍼灸国家試験に向けた勉強で「やらなくてよかった」と思うことはありますか?
作業になる勉強ですね。
例えば、教科書の丸写しや、定期テスト前の対策プリントの丸覚え。その場しのぎだけで何も記憶に残りませんでした。
いかに効率良く、自分に合った勉強方法が出来るか
ーー柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ師の国家資格取得に向けて勉強している学生へのメッセージをお願いします。
今、またはこれから勉強している人は、私が今回お話した勉強法はいくつかある勉強法の一つだと思って下さい。私も勉強を始めるにあたり、色々な勉強方法を試しました。試した上で、今回の勉強方法に至ったのです。
柔整も鍼灸も国家資格取得の近道は、いかに効率良く、自分に合った勉強方法が出来るか!だと思います。
先ほどもお話しましたが、国家資格を取得しても勉強は続きます。ここで自分の効率の良い勉強法を見つけていると、今後もきっと役に立ちます。
柔整や鍼灸の国家資格を取得して現場に出ると、1年目でも治療家と見られ“先生”と呼ばれます。そこで、おどおどしていると不審がられ信頼が無くなりますよね。
国家資格を取って自身を持って施術出来るようになる為にも今、しっかり勉強しておきましょう。
皆さんが臨床に出る日を楽しみに待っています。応援しています!